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入院2日目(手術当日) その4~病室帰還から就寝まで [入院中(手術当日)]

30分おきくらいに、看護師さんが血圧と血中酸素を測りに来ます。

約1時間後に、酸素吸入マスクが外されましたが、血中酸素を測ると93%くらい。深呼吸して測りなおすと99%に復活。
ほどなく飲水許可が出ました。
湯のみの水をストローで飲むように指示されますが、「いや、大丈夫です」と、直接口から飲みます。
ここで危ないのが、誤嚥です。
慎重に、少しずつ水を流し込み、気管に水が入らないように注意します。
「大丈夫だ」と言い張っている手前、むせるのは格好つきませんからねw
無事に湯のみ一杯、水を飲み終えました。最後の方は普通にごくごく飲めました。

マスクが外れたので、会話がだいぶ楽になりました。
夫とおしゃべりをして気を紛らわせます。
夫は、手術中にあった地震でかなり不安感がつのっていたようで、しきりにそのことを話しています。
そうだよねえ。心配かけちゃってごめんね。

病室に帰ってから3時間後、ついにきました!お小水の管を外すときが!!
看護師さんに前日からずっと「お小水の管はいつ外せますか、歩いたら外せますか、どうすればすぐ外せますか」と、しつこいほどに「お小水の管を外したいアピール」をしていたので、医師はまだだめと言っていたらしいですが、外すことを看護師さんが強く言ってくれたらしいです。
病室に帰ってきたときも、「夜までに絶対自力で排尿して、夜勤の看護師さんに迷惑をかけませんから、なんとかお願いします。」と、しつこくお願いしていました。
(注:姉から、「日中に外して、結局、夜になっても自力で排尿できないのでもう一度入れて下さい、って患者さんいるんだよね。夜勤って人数少ないから、管入れるってすんごい迷惑なの。だから、私が日勤のときは午後になったら絶対外さない。」と厳しい発言があったので。)
本当は明日、と言われていたので、とってもうれしいです。ありがとう、看護師さん。

やったあ!外したら、即、歩くぞ!!

お小水の管は、入れるのも外すのも初めてでした。
入れたときには意識がなかったので、ちょっとどきどき。
管を色々してから、ぐーっと管を抜いていくと、あ・・・やっぱりちょっと痛い。でもすぐに終わりました。
あーすっきり。

看護師さんに手伝ってもらって、術衣とT字帯も取り自分の下着とパジャマに着替えます。

「トイレに行きたくなったら言って下さいね。初歩きは転んじゃうかもしれないので危ないから、絶対、呼んでくださいね。」
「いや、今歩きます。」
「え?もう少ししてからの方が・・・」
「いや、大丈夫です。歩けます。」
ごり押しにより、初歩きです。

体制を変えてベッドに腰掛け、ゆっくりゆっくり立ち上がります。
全身麻酔の後は力が入らないので、立っているつもりでもよろけてしまったり転倒してしまったりして、危険とのこと。
力がはいらないので、手をつくなど受け身をうまくできないので、けがをしてしまうらしいです。

意外に立てます。
点滴台を支えにして、一歩ずつゆっくりしっかり歩いて行きます。
いける、いけますよ。

目標はトイレまで行って、自力で少しでも排尿すること。
トイレに無事到着。さあ、自力排尿できるか・・・
さっきまで管が入っていたので出ないでしょうが、ぐーっと腹圧をかければちょびっとくらいは出るかな・・・と。

はっと気がついたのですが、子宮頸部を切除しているので、腹圧をかけると傷口が開くのでは?
微妙に、微妙に、力をかけてみます。
気を楽にして、膀胱あたりをぐーっとげんこつで押し、ふーっと息を吐きます。
お!出ました。ちょろり、ぽたりと。やったあ。
しかし・・・む?うひゃあ~!尿が、外陰部にすごくすごく、しみますよ~ (T T)
思わず腰が浮いてしまいました。
予想外。
確かに、どこも切ってない分、外陰部にはとっても負担がかかってるのでしょうね。
でも結構つらいよ。こんなしみる痛さは、初めての体験。

トイレからの帰り道は、すたすたと、走れそうな勢いで普通に早足で帰ってきました。
看護師さんも「もう普通に歩いてますねw。あとは普通に行動して大丈夫ですよ。」と嬉しいお言葉。
さきほど、水もごくごく普通に飲んでいたので、夕食もOKとのこと。しかも常食。
そういえばお腹空いたなあ。

いつもよりたくさん水を飲むように、と指示されたので、病室の外の給茶器に何度も水を汲みに行きます。
歩く練習にもなってちょうどいいね。

夕食の時間になり、同室の方はみんな配膳がされましたが、私のご飯はきません。
待っても待ってもきません。
聞いてくる、という夫を制止して、もう少し待ってみますが、きません。
さすがに夫が我慢できなくなり、ナースステーションへ。
どうやら、夕食OKの医師の許可が夕食のオーダー時間を過ぎていたので、通常の配膳ではこなかったとのこと。
看護師さんに配膳室まで取りに行ってもらい、ようやく24時間ぶりの食事です。
もちろん、完食。

夕食後、しばらくすると尿意が・・・!
無事に自力排尿もできました。これで夜も安心です。

夫が帰った後は、ラジオを聞きながらレース編みをして過ごします。
消灯時間が近づいてくると、昨日眠れなかったこともあり、さすがに眠くなってきました。
でも、25時くらいに点滴終了で針も外しますよ、と言われていたので、そこまで起きていたいのですが・・・

消灯後もベッドの上の電灯をつけて、本を読んでいましたが、油断するとまぶたが閉じそうです。
今日は北京オリンピックの開会式。
同室の方はみんなテレビで開会式を見ているようです。
私は、とりあえず25時までは眠ることにしましょう。
うとうとして、23時過ぎくらいに目が覚めます。
電灯はちょっと点けられないかな、と思い、ベッドの中で昨日のように過ごします。
眠ってても時間になったら看護師さんが来て起こしてくれるのでしょうか、なんとなく気になって眠れません。

やっと25時です。
看護師さんが来て、点滴を外し、腕に刺さっている点滴針も外してくれます。
やっとすべての管が抜けました。
身体の自由が嬉しいです。

その後は、起床時間までぐっすり、熟睡することができました。

明日退院できるといいなあ。
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